手書きノートをデジタル化するアプリ

特徴と制限事項
CamiApp(キャミアップ)はコクヨのSHOT NOTE専用ノート向け撮影アプリで、ページの四隅マークを検知して自動でトリミング・ゆがみ補正を行い、紙の手書きメモをきれいな画像に変換できます。ただし、OCR(文字認識)機能は「CamiApp S」シリーズのみの対応で、標準版ではテキスト検索用の文字データ化はできません。さらに、本アプリの配信は2021年12月24日に終了しており、新規ダウンロードおよび公式サポートは終了しています(既存ユーザーは継続利用可能ですが、最新OSでの動作保証はありません)。
基本操作とクラウド連携
アプリを立ち上げ、SHOT NOTEの印刷マークが見えるようにカメラ枠に収めて撮影します。AI補正により影や傾きを自動修正し、見やすいノート画像を一瞬で生成。続いて、EvernoteまたはDropboxにワンタップでアップロードできる機能が用意されており、撮影時に保存先を選ぶだけで指定フォルダに整理されます。フォルダ名やタグを手動で設定すれば、後からプロジェクト別・日付別に振り分けられ、膨大なノートもスムーズに検索・閲覧可能です。なお、Google DriveやOneDriveとの自動同期機能は公式に用意されていないため、どうしてもそれらに保存したい場合は別途手動でアップロードする必要があります。
活用シーンとポイント
会議メモの管理
会議中に手書きした議事録をその場で撮影してEvernoteへアップロード。出席者全員にノート共有用リンクを送れば、欠席者への共有もスムーズです。
学習ノートの復習
「CamiApp S」を利用すればOCR検索が可能になり、「公式」「用語」などのキーワードで過去ノートを横断的に参照できます。過去の書き込みもテキスト検索で瞬時に呼び出せるため、復習効率が格段に向上します。
クリエイティブ資料の保存
イラストやフローチャートなど図版を含むメモでも鮮明に保存。Dropbox連携で自動バックアップすれば、大切なアイデアを紛失せずにストックできます。
使用時は明るい場所で撮影し、黒インクのペンやゲルインクを使うと補正品質が安定します。印刷マークが薄れてきたノートは認識不良の原因になるため、定期的に専用ノートを買い替えるのがおすすめです。以上を踏まえ、CamiAppは「紙の温かみ」と「デジタル管理」の両立を叶える強力なツールと言えます。