避難所検索の仕組みとデータ範囲
全国避難所ガイドは、全国各地の避難所情報をオフラインでも閲覧できるAndroid／iOS対応アプリです。国や自治体が公開する避難所データを定期的に自動取得し、都道府県・市区町村別に一覧化。避難所名、住所、収容可能人数、指定避難場所（一次・二次）、設備情報（トイレ、バリアフリー対応、備蓄品の有無など）がマップとリストで表示されます。最新データはアプリ起動時や手動更新でダウンロードされ、更新日時も確認可能。データ取得失敗時でも、最後に取得した情報をオフラインで参照できるため、通信断が起きやすい災害時にも頼りになります。
地図連携とルート案内機能
アプリ起動後、GPS連携で現在地を自動検出し、最寄りの避難所をマップ上にピン表示。リストから避難所を選ぶと、内蔵マップビューでルート検索が可能です。徒歩モードと車両モードが選べ、緊急時には最短ルートだけでなく「安全優先ルート（橋やトンネルを回避）」も表示されるため、浸水や土砂崩れのリスクを考慮しつつ避難経路を選定できます。さらに、避難所ごとの混雑度通知機能をオンにすれば、過去の災害時データに基づく混雑予測やリアルタイム投稿を地図上に重ねて見ることもできます。
便利な事前準備と注意点
ブックマーク登録
自宅、職場、学校など普段過ごす場所の最寄り避難所を事前にお気に入り登録しておくと、災害発生時にワンタップで一覧を呼び出せます。各避難所にメモを添えて「高齢者対応」「ペット可」など独自情報を残せるため、備えとして役立ちます。
プッシュ通知設定
地震や津波警報、豪雨予報など気象庁のAPIと連携したプッシュ通知を受け取れます。警報発令と同時に最寄り避難所の情報がポップアップ表示されるので、即時の行動判断に繋がります。
データ更新のタイミング
自治体の情報更新頻度には差があり、市町村レベルで数ヶ月に一度しか更新されないケースもあります。定期的に「手動更新」ボタンを押して最新データを取得し、古い情報を参照しないようにしましょう。
全国避難所ガイドは、災害発生時だけでなく、平常時からの備えツールとしても有用です。オフライン対応とルート案内、そして営利企業の介入がない純公益目的の設計により、万一のときに安心して頼れる一台一冊の防災手帳として活用できます。マップビュー上での地域別危険度表示や、ユーザー同士が災害体験を投稿できるコミュニティ機能も備えており、リアルな声を確認しながら備えることが可能。また、年齢や障がいに応じたフィルタリング設定を利用すれば、より個別ニーズに合った避難所情報を簡単に表示できる配慮がされています。
